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1リークテスタ■新冷媒HFC対応型リークテスタ新冷媒機器新冷媒の性質問題点対策リークテスタR410AR407CR404AR507高圧力R22の1.1~1.6倍分子が小さいHCFC(従来)HFC(新冷媒)塩素(Cl)が入っていない●漏れやすい高感知能力が必要●塩素を検出する従来型のリークテスタが使用できない。●高感度のリークテスタ●塩素以外の構成分子を検知するリークテスタが必要です。HFC系冷媒は従来の冷媒と比較し、その構成分子が小さく、圧力も高くなります。従って、冷凍サイクル内から漏えいする可能性が高いため、より厳密な気密管理が必要となります。又、検出能力の低いリークテスタでは、HFC系冷媒の検出能力が難しいため高性能タイプのリークテスタが必要となります。(下表参照)■R22を1とした時の他冷媒との感度比較冷媒種類R11R12R502R22R134aR404AR407CR410A感度比2.9251.251.5410.0420.0380.02920.025114■ガスもれ検知器の各冷媒への対応可否と検出能力検知器ガスもれ検知液(スプレー式)燃焼式ハライドトーチ従来冷媒対応リークテスタ(中級品)従来冷媒及びR134a対応リークテスタ(中級品)アワの状態で漏れを確認Cl(塩素)とCu(銅)との燃焼反応Cl(塩素)検出方式F(フッ素)検出方式新冷媒対応リークテスタ(TA430F・新センサータイプ)H(水素)検出方式新冷媒、従来冷媒対応リークテスタ新冷媒、従来冷媒対応リークテスタ(TA430A)新冷媒、従来冷媒対応リークテスタ(TA430FP)(ヒートダイオード)半導体センサ方式■フロン検知器によく使われるセンサについて■センサーの簡単なしくみ-長所短所半導体式・長寿命(3~5年)・長期安定性に優れている・被毒性ガスに対する耐久性に優れている・温度や湿度の影響を受けやすい検出方法・干渉ガスの影響を受ける(可燃性ガス、溶剤など)・シリコンガス、塩化物のガスによりセンサが劣化する酸素-電子きれいな空気-酸化スズ基板ヒーター-+冷媒熱線式半導体センサ方式赤外線吸収方式(NDIR)熱線型半導体式・長寿命(3~5年)・長期安定性に優れているCFC, HCFC系冷媒HFC系代替冷媒冷媒のもれ検出能力(g/年)R12 R22 R410A R407C R134a R22 R410A・半導体式に比べ初期安定時間が短い・熱線型半導体式センサに比べ反応・半導体式センサに比べ反応時間が速い・低濃度における出力の変化が大きい高感度センサ1きれいな空気中では、表面の酸素原子(または酸素分子)が酸化スズ中の電子をとらえているために電流が流れにくい状態にあります。2漏れてきたガス(還元性ガス)中では、表面の酸素原子が還元ガスと反応して取り去られ、酸化スズ中の電子が自由になります。その影響で電気が流れやすくなります。△△△△△500500○○×××50―○○×××14―○○××△14560×△○○○1423○○○○○712×○○○○3.83.8○○○○○2.82.8※冷媒のもれ検出能力は、リークテスターの最高検出感度時です。セラミック製電気化学検知方式・干渉ガスの影響を受けにくい・ガスに対する選択性を持っている時間が速い・熱線型半導体式センサに比べ復帰時間が速い・センサ金額が高額・可燃性ガスとの共用検知が難しい・センサ寿命が短い赤外線吸収センサー・干渉ガスの影響を受けにくい・高濃度ガスに対する耐久性に優れている・熱線型半導体式センサに比べ反応時間が速い・熱線型半導体式センサに比べ復帰時間が速い・センサ金額が高額・可燃性ガスとの共用検知が難しい検知原理金属酸化物半導体(SnO2)は、酸素が表面近傍の自由電子を捕らえ、SnO2表面にマイナスイオンとなって吸着します。このため、表面近傍に電子欠乏層が形成され、SnO2半導体は高抵抗状態になります。ここに酸化還元ガスなどが吸着すると、表面で酸化反応が起こり、吸着していた酸素が消費されます。その結果、酸素に捕らえられていた電子が放出され、自由電子が増加するとともに電子欠乏層がなくなり、粒子間のネック部を電子が通り易くなるため、SnO2半導体は低抵抗状態になります。このような金属酸化物半導体の抵抗により、ガスの検知を行います。