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1フロン漏えいガイドラインについて■JRA GL-13の概略1内容冷媒漏えい時の安全確保の対策方法について定めたガイドライン2対象対人空調を目的としたマルチ形パッケージエアコン3適用開始日2011年10月1日より4居室の定義壁・床・天井で囲われた空間で、相当の時間、人が存在する空間とし、天井裏空間およびアクセスフロア下の空間を含みません。※倉庫・物置等は含みません。※床吹き出しを行うような通気性のある床の場合には、床下の空間を居室容積に含めることができます。5漏えいに対する対策◇安全対策の方法は、下図の1~3があります。万一室内に冷媒が漏れた場合、その濃度が許容値を超えるような小部屋では窒息等の危険があり、許容値を超えない対策が必要です。リーク発生1換気2安全遮断弁居室1換気自然換気機械換気検出器と連動常時換気2安全遮断弁(検出器と連動)3警報検出器3警報(検出器と連動、通常は検出器に内蔵)6冷媒濃度計算システムに充填された全冷媒量(kg)÷居室容量(m 3)=冷媒濃度(kg/m 3)7限界濃度(許容値)RCL、QLMV、ODLの3種類があります。8冷媒漏えいに対する対策の必要性冷媒濃度がRCL(限界濃度)を超えた場合、原則は冷媒量を減少させるため、冷媒配管系統を見直すことをお奨めします。それが困難な場合、下記の「特定システム」に該当すれば、冷媒濃度に応じて「冷媒漏えいに対する対策」によって冷媒系統の見直しを回避できる場合があります。◇「特定システム」とは、下記項目すべてに該当する必要があります。●システムの冷媒充填量が150kgを超えない場合。●少なくとも1つの室内機の定格冷房能力が室外機の底角冷房能力の25%未満の場合。●室内機に圧縮機を搭載していない場合。●居室に室内機の容量に相当するサイズの配管のみが設置される場合。●室内機を設置したもっとも小さい居室床面積が250m2未満の場合。※「特定システム」に該当し、M安全対策を行う場合、対象となる居室が「地下の最下層」か否かで対策の内容が変わります。●RCL…密閉空間での冷媒限界濃度●QLMV…最低限の換気を伴う空間での冷媒限界濃度●ODL…酸素欠乏となる冷媒限界濃度※冷媒に対する限界濃度が設定してあります。2012 JRA GL-13ガイドラインより引用9検出器の仕様●予想される障害に対し、十分な強度を有するものでなければならない。●壁面への取付または埋込みにて設置できる構造でなければならない。●検出器の不具合により仕様通りの検出が不可能となった場合には、外観から確認できる構造でなければならない。項目使用雰囲気温度範囲検出流体検出可能濃度発信遅れ耐用年数外部出力電源対策-10~+40℃冷媒(R410A、R407C、R134a、R22)酸素のすべてまたはいずれか冷媒濃度の場合は、RCL/2以下酸素の場合は19.5%設定値の1.6倍の濃度において30秒以内取扱説明書に記載するa接点出力AC100V 500mA以上空調機および換気装置とは別電源(電池は別電源とみなす)以上、社団法人日本冷凍空調工業会発行『マルチ形パッケージエアコンの冷媒漏えい時の安全確保のための施設ガイドライン』JRA GL-13参照134